お役立ちコラム
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壁から水漏れが起きる3つの原因と対処法!修理業者の選び方も紹介
2023年01月24日お役立ちコラム
壁からの水漏れは、放置していると大きなトラブルにつながる可能性があります。
そのため、水漏れを発見したときは速やかな対応が欠かせません。
とはいえ、どのように対応するべきかよく分からない方も多いのではないでしょうか。
本記事では、壁から水漏れが起きた際に考えられる原因や対処法について紹介します。
修理業者を選ぶポイントや費用相場なども解説するので、ぜひご覧ください。
壁から水漏れが発生!考えられる3つの原因
壁からの水漏れには、いくつかの原因が考えられます。
よくあるのが、以下のようなケースです。
1. 給水管や排水管が劣化・破損している
2. 屋根や外壁が破損している
3. 上階から水が漏れている
ケース別に見ていきましょう。
1.給水管や排水管が劣化・破損している
壁から水漏れする原因として多いのが、水道管の劣化や破裂です。
壁の中には、給水管や排水管が通っています。
給水管は飲料水を供給する水道管、排水管はキッチンや洗面所などで使用したあとの生活汚水を外に出すための水道管です。
いずれも頑丈なつくりをしていますが、経年劣化によって継ぎ目がゆるみ、水が漏れるケースがあります。
また、凍結や地震によって壊れる場合もあるでしょう。
髪の毛や調理で出た食材カスが詰まって破損するケースも、しばしばあります。
2.屋根や外壁が破損している
屋根や外壁の一部に生じたひび割れやカケも、壁から水漏れが起こる原因の一つです。
破損部分から雨が入り込み、壁から滲み出てきます。
雨の日だけ壁から水漏れが起こる場合は、屋根や外壁の破損が原因である可能性が高いです。
また、雨が降っていないのに元栓を閉めても水漏れが直らない場合、内部に溜まった雨水が、じわじわと壁から滲み出ているかもしれません。
3.上階から水が漏れている
集合住宅や2階にトイレ・浴室を設置している戸建て住宅では、上階の水漏れが原因のケースも考えられます。
上階にあるトイレや浴室が何らかの原因で水漏れを起こし、それが伝って下の階の天井や壁を濡らすケースです。
トイレで水漏れが起きた場合は、給水管の接合部分のゆるみや止水栓のパッキン劣化、便器本体のひび割れなどが原因の可能性が高いです。
浴室での水漏れは、浴槽自体のひび割れや排水菅の劣化などが考えられます。
なお、集合住宅で上階の水漏れによって被害が発生した場合は、その住民に賠償を請求できるケースもあります。
壁から水漏れしたときの対処法3選
壁からの水漏れを発見したときは、そのままにせず速やかに対応しましょう。
ここでは、具体的な対処法として以下の3つについて解説します。
1. 応急処置を施す
2. 修理業者に依頼する
3. 集合住宅の場合は管理会社に連絡する
順番に見ていきましょう。
1.応急処置を施す
壁からの水漏れに気づいたら、まずは元栓を閉めましょう。
給水管の破損が原因であれば、元栓を閉めれば水漏れが止まります。
元栓を閉めたら、濡れた部分を雑巾やタオルで丁寧にふき取りましょう。
また、水漏れ箇所の近くにある家電は離れた場所に移動させます。
水に濡れるとショートする恐れがあるためです。
壁に穴やひび割れがある場合は、防水テープで一時的に補修しておくとよいでしょう。
2.修理業者に依頼する
給水管や排水管、屋根や外壁の破損が原因で水漏れが起きている場合、壁を壊す必要があり、自力での修理は簡単ではありません。
技術のない素人が直そうとすると、悪化する場合もあるでしょう。
そのため、水道の修理業者に依頼したほうが安心です。
なお、外壁や屋根の破損が明確な場合は、リフォーム業者に相談しましょう。
3.集合住宅の場合は管理会社に連絡する
集合住宅の場合は、自己判断で修理業者を呼ばず、応急処置が終わったら管理会社や大家に相談しましょう。
提携している業者が格安料金で直してくれる可能性があります。
もし、管理会社に相談せず修理業者を呼んで直してもらった場合、原因が自分になくても修理費用を自己負担しなければならなくなる場合もあります。
壁からの水漏れを修理するなら業者への依頼が最適
壁からの水漏れを自分で修復するのは難しいため、業者に依頼したほうが無難です。
とはいえ、どの業者に依頼すべきか分からない方もいるでしょう。
ここでは、修理業者の選び方やおよその費用について解説します。
業者を選ぶポイント
業者は、以下の点を意識して選びましょう。
● 修理実績は豊富か
● 対応が早く丁寧か
● 相場と比較して費用は適正か
修理実績は、業者が運営するサイトに掲載されています。
業者に相談した際、態度が悪かったり対応が遅かったりするところは避けたほうが無難でしょう。
費用が適正かどうかは、複数の業者から相見積もりを取ればある程度判断できます。
見積もりの内訳が明確で適切な説明をしてくれるところであれば、信頼できますよ。
費用相場
修理費用の金額は水漏れの原因や状況によって異なるため、一概にいくらとはいえません。
水漏れが起こっている箇所を特定して穴を開け、破損した水道管を取り替えて元に戻す規模の工事であれば、2万円程度が目安です。
水道管をすべて敷設し直したり広範囲に壁を壊したりするなど、工事の規模が大きければ数十万円かかる場合もあるでしょう。
なお火災保険に加入している場合は、水濡れ補償が付帯していれば水漏れによる被害が補償の対象となる可能性があります。
保険証を確認して適用されるようであれば、応急処置後に保険会社に相談しましょう。
壁からの水漏れを放置する危険性
壁からの水漏れに気づいたら、一刻も早く原因を特定して修理する必要があります。
なぜなら、放置していると以下のような被害を招く恐れがあるためです。
● カビの発生
● 建材の腐食や劣化
● シロアリ被害の発生
カビが発生すれば、住んでいる方の健康が脅かされかねません。
建材が傷めば、大規模な修繕が必要になってくるでしょう。
またシロアリは湿った建材が好むため、濡れたまま放置していると呼び寄せてしまい、被害に遭う恐れがあります。
まとめ
壁から水漏れが発生している場合、主な原因としては壁の中の水道管や屋根・外壁の破損や、上階にある水回りから漏れた水などが考えられます。
放置していると、カビや建材の劣化、シロアリ被害などのリスクが高まります。
そのため、速やかな対応が不可欠です。
素人が自力で修繕するのは難しいため、信頼できる専門業者に相談しましょう。