お役立ちコラム
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一軒家の2階から水漏れする3つの原因!状況を改善する対処法を紹介
2022年12月22日お役立ちコラム
「何となく湿気を感じる」「なぜか水道料金が高い」などと感じて、自宅の水漏れに気づいた方は多いのではないでしょうか?
一軒家で2階からの水漏れの場合は、1階天井に染みが見つかるケースが多い傾向にあります。
このような場面にいざ直面すると、どうすればいいか判断に迷う方も多いでしょう。
本記事では、一軒家の2階から水漏れが発生する原因と対応について紹介するので、ぜひご覧ください。
一軒家の2階から水漏れする3つの原因|理解して今後に活かそう
一軒家の場合、2階から水漏れする原因はある程度限られてきます。
ここでは、以下の3つの原因について解説します。
1. 給排水管トラブル
2. 便器の破損
3. 屋根や外壁からの雨漏り
水漏れに直面した際に見るべきポイントが絞られるはずなので、ぜひ参考にしてください。
1.給排水管トラブル
近年、2階にトイレやキッチン、お風呂を配置する家もめずらしくありません。
2階に水まわりがあれば、給排水管もその下にあり水漏れする可能性があります。
給水管の場合は、接続部にあるナットの緩みやパッキンの劣化などにより漏水が起きます。
ナットを締めても改善しない場合は、パッキンの劣化が原因の可能性が高いでしょう。
パッキンの耐用年数は10年程度で、修理は比較的簡単にできます。
排水管はカーブして設置されており、負荷がかかりやく破損のリスクが高いのが特徴です。
また、地震や排水圧などでカーブ部分に圧力がかかると、接続が緩む原因にもなります。
このような破損や接続の緩みが、漏水が起こる原因です。
2.便器の破損
日本の便器は、陶器で作られているものが多くあります。
陶器は、固いものや地震などの衝撃でひび割れしたり、破損したりする可能性が高いです。
便器のひび割れや破損は水漏れの原因となり、基本的に修理できません。
便器自体を新しいものに交換しましょう。
また、トイレに大量の紙を流したり、紙以外のものを流したりして詰まらせないように注意しましょう。
排水管が詰まると、水が逆流して水漏れを起こす原因になります。
3.屋根や外壁からの雨漏り
雨の日になると毎回水漏れが起こると場合は、屋根や外壁に問題がある可能性が高いです。
確認が難しい場所なので、業者に依頼したほうがよいでしょう。
もし、自分で原因を確認する場合は、危険なので必ず2人以上で対応してください。
修理に関してですが、台風の突風で屋根や外壁に不具合が起こったのであれば、火災保険の一部を利用できる場合があります。
一度、利用可能かどうか確認をとっておくとよいでしょう。
一軒家の2階から水漏れしている場合に放置は厳禁
水漏れを発見した場合、漏れ続けている水を放置する方はいないでしょう。
しかし、応急処置後に漏れた水の処理を面倒に思う方はいるのではないでしょうか?
漏水後の対応が甘いと、住宅にさまざまな悪影響を及ぼすので注意が必要です。
● シロアリが発生する
● カビが発生する
● 住宅の耐久性が落ちる
● 漏電が起こる可能性がある
● 家具や内装まで劣化させる可能性がある
被害状況によっては、床や天井の修繕をしなければならない場合もあります。
1階よりも2階の水漏れのほうが大規模な修理が必要になる傾向があるので、水漏れが解決した場合も対処を怠らないようにしましょう。
一軒家の2階から水漏れが起きた場合の対処法4ステップ
1階にある天井の染みで水漏れに気づいた場合、どのような行動をとればよいのでしょうか?
発生から順を追って、4つの流れを解説します。
1. すぐに止水栓を締める
2. 専門業者に連絡する
3. 発生場所や原因を探る
4. 被害範囲を把握する
順番に見ていきましょう。
1.すぐに止水栓を締める
水漏れの原因が給水管にある場合、止水栓を締めれば応急処置が可能です。
止水栓とは、洗面台の下やトイレの裏側にある蛇口を指します。
そもそも給水管に止水栓が設置されていない場合は、全体の止水栓を締めましょう。
なお全体の止水栓を締めてしまうと、家全体の水まわりが使えなくなるので注意しましょう。
2.専門業者に連絡する
原因がわかり応急処置ができる場合は問題ありませんが、水漏れの量が多く原因や場所がわからない場合はすぐに専門業者に連絡してください。
訪問までに時間がかかる場合もあるため、まず止水栓を締めたらなるべく早く業者を呼びましょう。
なお発生場所別の費用相場を以下の表にまとめたので、業者を選ぶ際の参考にしてください。
水漏れの場所 | 詳細 | 費用相場 |
給水管 | パッキン交換 | 5,000円〜 |
トイレ | 便器交換 | 2万8,000円〜 |
キッチン | 排水管修理 | 9,000円〜 |
お風呂 | シャワー修理 | 7,000円〜 |
洗面台 | 蛇口交換 | 1万3,000円〜 |
業者によっても費用は異なるので、普段からリーズナブルな企業を見つけておくのもよいでしょう。
3.発生場所や原因を探る
業者に修理してもらう場合でも、対応してもらうまでに詳しい発生場所や原因を探しておきましょう。
ある程度情報がそろっていると、業者側も対応がスムーズになり漏水調査の手助けなります。
大まかにでもよいので、場所や原因を調べておくとよいでしょう。
4.被害範囲を把握する
修理が終わると安心するかもしれません、被害範囲を確認しておきましょう。
漏水場所だけでなく、水染みのできていない部分にも水が流れている可能性があります。
後々住宅への影響が出るため、水が流れていった範囲をできる限り確認しておきましょう。
また、水漏れで火災保険を利用できる場合があります。
しかし、時間が経ってから気づいた被害については請求が難しくなります。
水漏れが発生したら、早めに被害状況をチェックしておきましょう。
まとめ
一軒家で起こる2階からの水漏れは、放っておけば住宅自体の劣化を招く原因となるので、早めの対応が大切です。
また、水漏れが発生してすぐであれば、建築業者が補修等の負担をしてくれたり、火災保険が利用できたりといった対応が可能です。
しかし、水漏れから時間が経過してしまうと、被害に気づいても対応が難しくなります。
水漏れに直面した際は、修理が終わると安心するかもしれません、被害範囲まできちんと確認してあとから困らないように対応しておきましょう。