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トイレの水が逆流する3つの原因!対処法や予防するコツについて解説

2023年01月25日お役立ちコラム

トイレの水は、何らかの原因で突然逆流する場合があります。
逆流が起きるとトイレが使えません。
汚水があふれれば衛生面も心配です。

すぐにでも直したいものの、自力でできるのか業者に頼むべきか判断がつかず、困っている方もいるのではないでしょうか。
本記事では、トイレの水が逆流する原因や対処法、業者を呼ぶべきケースなどについて詳しく解説します。

トイレの水が逆流して困っている方は、ぜひご覧ください。

トイレの水が逆流する3つの原因!対処法や予防するコツについて解説

トイレの水が逆流する際に考えられる3つの原因

トイレの水を流して逆流が起こった場合、考えられる原因には以下のようなものがあります。

1. 便器の奥が詰まっている
2. 排水管が詰まっている
3. 災害による影響が起きている

それぞれのケースについて、詳しく見ていきましょう。

1.便器の奥が詰まっている

トイレの水が逆流する原因としてよくあるのが、便器の奥の詰まりです。
便器に続くパイプはS字の形になっており、物がひっかかりやすい構造になっています。
そのため、通常の使い方であれば問題なく流れるトイレットペーパーであっても、大量に使うと流しきれずに詰まる場合があるのです。

水に流せるタイプのペーパークリーナーや、おしりふきなどであっても同様です。
また、ポケットに入れていたペンやスマートフォンなどが、トイレに落下して詰まるケースもしばしば起こります。

2.排水管が詰まっている

トイレから下水管までの通路となる排水管が詰まり、逆流が起こるケースも珍しくありません。
排水管が詰まる原因としてよくあるのが、用便後に流す水量の不足です。
以下のような行動を取っていると、水量が不足します。

● 便をしたあとでも、タンクのレバーを「小」に回して流す
● 水の節約のため、トイレタンク内にペットボトルをしずめる・節水用のおもりを入れる

各トイレメーカーは、用便の大小に合わせて適切な水量が流れるように製造しています。
水量を故意に減らすと量も勢いが足りないため流しきれず、排水管の途中で詰まる場合があります。

3.災害による影響が起きている

自然災害が原因で、トイレに逆流が発生するケースもあります。
例えば、台風や豪雨によって大量の雨が降ると、排水がおいつかず下水管や排水枡(ます)は水がいっぱい溜まった状態になります。

その状態でトイレの水を流しても、普段通りの排水はできません。
そこで、行き場を失った水が逆流するのです。
また、地震によって下水管が破裂した場合も、排水がうまくいかずに逆流するケースがあります。

トイレの水が逆流した場合の対処法3選

逆流が起きたら、まずはトイレの止水栓をしめてウォッシュレットの電源プラグを外します。
そのあと、以下に紹介する3つの対処法を試してみましょう。

1. 様子を見ながらぬるま湯を流す
2. ラバーカップを利用する
3. ワイヤーブラシで詰まりのもとを崩す

いずれの対処法も便器内の水がはねて床を汚す可能性があるため、古新聞紙でカバーしておいたほうが安心です。

1.様子を見ながらぬるま湯を流す

何かが便器の奥に詰まっている場合は、ぬるま湯を流すと溶けて詰まりが解消する可能性があります。
バケツにぬるま湯を用意して、便器内にゆっくり流し込みましょう。
ぬるま湯の投入後1時間ほど放置し、水を注いで流れるか確認してください。

流すお湯の適温は50℃前後です。
熱湯を流すと便器を傷める恐れがあるため、使わないようにしましょう。

2.ラバーカップを利用する

カップの動きによって生じる圧力の変化で、詰まった物がうまくひっぱりだされる可能性があります。
便器の穴にカップ部分をぴったりとあててゆっくり押しこみ、素早く引く動作を繰り返してみましょう。

動きに緩急をつけるのがポイントです。

3.ワイヤーブラシで詰まりのもとを崩す

トイレットペーパーや排泄物などの突き崩せる物が詰まっている場合は、ワイヤーブラシも有効です。
まずはワイヤーブラシを便器の穴に差し込み、ゆっくり奥へと進めていきましょう。
動かなくなったら、先端が詰まった部分に到達した証拠です。

ハンドルを回したり上下に細かく動かしたりして、詰まりの原因を少しずつ崩していきましょう。
詰まりが取れたら、貫通した手応えが感じられます。
バケツに溜めた水を入れ、スムーズに流れるか確認してください。

あまり長いと使いづらいため、ワイヤー部分が5mほどのブラシを使うとよいでしょう。

トイレの水が逆流したときに修理業者を呼ぶべきケース

基本的に、自力で対処できるのはトイレットペーパーや排泄物などの溶ける物、崩せる物が便器の奥に詰まった場合のみです。
それ以外の物を落としたときや以下のケースに該当するときは、修理業者に依頼したほうがよいでしょう。

● 詰まりの原因が分からない
● 自力で対処したが直らなかった・悪化した
● 落とした異物が奥まで流れていって見えなくなった場合

知識や技術のないまま、自分でなんとかしようとすると事態が悪化しかねません。
そうなると、修理の規模が大きくなり、料金が跳ね上がる可能性も考えられます。
自分で直すのは無理そうだと感じたら、すみやかに業者に依頼したほうが安心です。

トイレの逆流を予防するには?ポイント紹介

災害が原因の場合は別として、日頃から便器に物が詰まらないようにすれば、逆流はある程度防止できます。
そのためには、以下の行動を心がけましょう。

● トイレの水は「大」「小」ボタンを適切に使い分け、必要な量を流すようにする
● トイレットペーパーを1度に大量に流さない(水に流せるクリーナーやおしりふきも同様)

トイレの水量は、各メーカーがしっかり流れるように計算して設計されています。
排便時に「小」で流すと水量が不足します。
トイレットペーパーや排泄物が便器の奥や排水管に残る恐れがあるため「大」「小」は正しく使い分けるようにしましょう。

また、水に流せる製品であっても大量に使えば流しきれずに残り、詰まりの原因になります。
適切な量を使うようにしましょう。

まとめ

トイレの水が逆流する場合、便器の奥や排水管の詰まり、台風・大雨の影響などが原因として考えられます。
詰まりの原因がトイレットペーパーの場合は、ラバーカップやワイヤーブラシを利用して自力で対処できる可能性があります。

とはいえ、自分で無理に直そうとすると悪化するケースもあり十分な注意が必要です。
少しでも無理そうだと感じたら、早めに信頼できる修理業者に頼むとよいでしょう。

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