お役立ちコラム
column
エアコンから水漏れ!壁の中まで濡れてる場合の問題点と修理方法
2023年02月24日お役立ちコラム
毎日使い続けているエアコンの水漏れを発見したら驚くでしょう。
「なぜ水漏れが発生しているの?」
「何をするべきだろうか?」
きっと、上記のような考えを抱き、慌ててしまうはずです。
壁の中にまで水が入り込んでいる可能性がある場合には、壁が腐ってしまわないかと心配になる方もいるでしょう。
この記事では、エアコンから水漏れしている場合の原因と対処法を紹介します。
エアコンの水漏れで濡れてしまった壁はどうなるのかや、水漏れをしないための対処法について詳しく取り上げました。
エアコンの水漏れは、いつ発生するかわかりません。
発生したときに落ち着いて対処する方法を、この記事では紹介します。
エアコン水漏れが壁の中で発生!どんな状態なの?
エアコンの水漏れが壁の中で発生している状況がわからない、そう思っている方も多いでしょう。
ここでは、実際にエアコンの水漏れの事例を3つ紹介します。
エアコンの取り付け不良による水漏れ | 業者による取り付けミスなどが原因の可能性が高い |
エアコンの室内機が作った水が原因の水漏れ | 内的要因といわれ、内部異常による原因が多い |
エアコンの室内機以外の水が原因の水漏れ | ・亀裂などが原因で水が内部に入り込んでいる
・外的要因が理由の場合が多い |
それぞれの要因を確認し、自身のエアコン水漏れがどれに該当するか確認してください。
エアコンが水漏れする原因!壁の中が濡れる理由も紹介
エアコンが水漏れする原因は取り付けの問題、内的要因・外的要因の3つが主な理由です。
壁の中が濡れる理由と、簡単な対処法を紹介します。
ドレンホース
ドレンホースは、エアコンの稼働時に発生する水を排出するホースです。
エアコンは熱交換器を介し、内部で空気の冷暖房を行います。
この際にドレンホースに問題があると、エアコン内部で作られた水が上手く排出できず水漏れが発生するのです。
ドレンホースに詰まりやゆるみ、波うちやはね上がり、つぶれていたりふさがっていたりすると水漏れが発生しやすいです。
交換や修理はDIYでもできますが、業者に依頼した方が確実に問題解決できます。
ドレンパン
ドレンパンとは、エアコンの室内内部で発生する水を受け止める受け皿になる部分です。ドレンパンにたまった水は、ドレンホースを使って外へ排出されます。
このドレンパンが破損してしまうと、ドレンホースから排出ができません。
たまった水はそのまま室内機から水漏れし、壁の中まで伝わります。
ドレンパンの破損は、DIYで処理できない問題です。
すぐに専門業者に修理・交換依頼をしましょう。
フィルター
エアコンのフィルター掃除を怠ると、熱交換器周辺にゴミがたまってしまい目詰まりを起こしてしまいます。
ドレンパンに落ちる水滴が落ちず、室内に飛ばされてくるのはフィルターの掃除不備が原因の場合も多いです。
フィルターは定期的に清掃をし、清潔な状態を保ちましょう。
なお、熱交換器は薄いアルミで構成されているので、掃除の仕方次第で破損してしまう可能性もあります。
きちんとした知識がない場合、専門業者に依頼をする方が安心でしょう。
エアコン自体の故障
エアコン自体の故障による水漏れは理由がさまざまであり、原因特定のしにくい問題です。
そのため、自己修復はほぼ無理だと思った方がよいでしょう。
思ったよりも簡単に修理してもらっても、自己修理では難しい作業もたくさんあります。
一ヶ所の問題だと思って修理したら原因が複数箇所あった、などの場合もあり得ます。
簡単に判断できない状態であれば、専門業者に相談してください。
冷媒ガスの不足
冷媒ガスは、エアコンが動くために必要になる大切な部分です。
室内機のフィルターを外しフィルターと熱交換器をチェックしましょう。
霜や氷が付着していれば、冷媒ガスが不足している可能性が高いです。
なお、この冷媒ガスは専門業者に依頼し補充してもらう必要があります。
しかし、冷媒ガスの不足は素人目では判断が難しく、エアコンの水漏れが冷媒ガスによるものかもなかなかわかりにくいものです。
自分ひとりでガスの不足を判断できないなら、専門家に調査・修理を依頼するのが安心でしょう。
エアコン水漏れ!壁の中が濡れたときの対処法
「エアコンが壁の中で水漏れしているかも」
そう思ったとき、実際には何をチェックすればいいのでしょうか?
壁の中まで濡れているような状態は一大事ですが、冷静に判断し対処する必要があります。
ここでは、エアコン水漏れで壁の中が濡れたときの対処法を紹介します。
1.水漏れと雨漏りをまず見分ける
まず壁の中の水漏れは、本当にエアコンからの水漏れであるかを落ち着いて確認しましょう。
エアコンの水漏れと雨漏りでは対処法が大きく異なるので、以下の方法でどちらであるか判断をします。
● 雨が降ったあとに水漏れが発生する・床が濡れるほどの水滴が落ちているなら雨漏り
● それ以外なら水漏れ
壁内の水漏れがエアコンによるものか、雨漏りかを判断したら、すぐに状況に合った業者へ修理依頼をしてください。
放置しておくと壁が腐る原因に!すぐに修理依頼をしよう
エアコンの水漏れにより壁が濡れてしまった状態をそのままにしておくと、壁にカビが生えてしまいます。
カビが生えただけならば除去をすればそのまま使い続けられるので問題がありませんが、放置しておくと壁材や柱が腐るため危険です。
カビが深層まで生えてしまった場合には、修理費用の高い大がかりな工事が必要です。
そうならないためにも発見した時点で、専門業者に相談し対処しましょう。
エアコンの水漏れが壁の中で!修理費用相場はいくら?
エアコンの水漏れ修理は、修理箇所によっても費用が異なります。
ここでは、エアコン水漏れの主な修理内容と費用相場を紹介します。
主な症状 | 修理金額 |
ドレンパンなど内部パーツの故障 | 20,000~60,000円 |
冷媒ガス漏れ(劣化やひび割れ修理) | 27,000~50,000円 |
ドレンホースの詰まり | 8,000~16,000円 |
まとめ
水漏れの主な理由はドレンホースやドレンパンの詰まりであり、掃除をすれば解決する傾向にあります。
絶対に放置をせず、見つけたらすぐに修理を依頼するか応急措置をしてください。
早めの対処で壁が腐る原因を防げるので、エアコンが壁の中で水漏れしたら素早い対処をしてください。
自分で修理も可能ですが、難しいと感じる場合にはエアコン修理業者へ依頼しましょう。