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階段リフォームの相場とは?リフォーム前に知っておくべきこと

2022年08月18日お役立ちコラム

2階建てや3階建ての住宅では、宅内に階段があるのが一般的ですよね。
毎日昇り降りする階段ですが、勾配がきつかったり奥行きが短かったりと問題を抱えている階段は少なくないようです。
このような問題を改善するために、リフォームしてみるのもよいでしょう。
今回は階段リフォームの費用相場やリフォームできる内容についてまとめます。

階段リフォームの相場とは?リフォーム前に知っておくべきこと

昇り降りしやすい階段とは

住宅のさまざまな設備について定められている法律の1つが「建築基準法」です。
階段についても、この法律で以下のように定められています。

・幅75cm以上
・蹴上げ(1段の高さ)23cm以下
・踏面(ステップ部分の奥行き)15cm以上

この寸法ギリギリで階段を作ると、勾配は約57度で想像以上の急になります。
踏面の奥行きも短く、踏み外す心配もあります。
古い住宅の場合、このような急勾配で踏面の奥行きが短い階段は多く見られます。

一般的に昇り降りしやすいとされる階段は以下の通りです。
・蹴上げ18cm以下
・踏面24㎝以上

このような寸法で階段を作ると、勾配は33度前後になります。
ただ、勾配を緩やかにすればその分階段を長くしなければなりません。
狭小住宅の場合、階段の長さが確保できないため、急勾配の階段となっている場合もあるようです。

リフォーム費用の目安

階段のリフォームは、単純に階段をかけ替えればよいわけではありません。
勾配を緩やかにするためには、階段の位置を変える必要も出てきます。
また床や天井などにも手を加えなければなりません。
そのため、勾配を緩やかにするリフォームは50~100万円以上かかる場合もあります。

このような本格的な階段のリフォーム以外にも、費用を抑えたリフォームを選択する人も少なくありません。
ここからは予算別に実施できる階段リフォームの事例をまとめます。

10万円以内

10万円以内の予算の場合、階段自体のリフォームではなく、手すりや滑り止めの設置になります。
体重が預けられる手すりがあるだけでも昇り降りが安全にできるようになります。
また踏面に滑り止めを設置すれば、転落リスクも減るでしょう。
滑り止めであればホームセンターなどで市販されているため、DIYでも設置可能でしょう。

10~30万円以内

既存の階段が古く見える場合や滑りやすいといった問題を改善するリフォームが可能です。
階段の表面板材を取り換えることで見た目が刷新されます。
また、踏み面自体に滑り止め加工がされている板材にすれば、安全性も向上するでしょう。
手すりも設置しておきたいですね。

30~50万円以内

階段のスペースはそのままに、階段を1段増やすといった工事も可能でしょう。
この場合、踏面の奥行きがある程度ある場合に限られます。
階段を1段増やすと勾配は緩やかにできますが、どうしても同じ奥行きの踏面にはできません。

階段を13段から14段にするためには、最小でも奥行き1.2㎝程削る必要があります。
つまり、もともと16.2cm以上の奥行きがない階段の場合には、階段の段数を1段増やすことはできません。

50~100万円以内

勾配を緩やかにし、さらに踏面の奥行きも確保するリフォームを実施することが可能でしょう。
既存の階段を撤去し、新たに勾配を緩やかにした階段を設置します。
既存の階段のスペースが十分に取れる場合なら、100万円以内でも工事可能でしょう。

100万円以上

既存の階段のスペースが狭く、勾配を緩やかにした階段がその場に設置できない場合、階段の場所を移動させる必要があります。
天井や床などの工事も必要となるため、100万円以上かかる場合もあるでしょう。
また、スペースの問題で直線状の階段が作れない場合もあります。
階段の形状を変えるなどの工夫により、勾配が緩やかで安全な階段に作り替える場合も、100万円以上見込んでおいた方がよいですね。

階段リフォームの費用を抑える方法

階段リフォームを検討する理由によっては、費用を抑えられるかもしれません。
もし一緒に暮らす家族の中に介護認定を受けている人がいれば、補助金が活用できる可能性があります。
※支給要件や補助金の金額などは、自治体によっても異なります。

また、介護の度合いによっても異なります。
要介護者がいる場合、担当のケアマネージャーさんがいると思いますので、相談してみるとよいでしょう。
手すりや滑り止めの設置などは、比較的介護度が低い方でも補助してもらえることがあります。

まとめ

築年数が経過している住宅の場合、階段の勾配がきつく昇り降りしにくかったり、危険な階段だったりする場合もあります。
階段のリフォームによって、安全な階段に生まれ変わらせることもおすすめです。
予算によってできる工事内容には違いがありますので、どこをどう変えたいのか、プロに意見を聞きながら検討しましょう。

予算の範囲内で、できるだけ安全な階段にリフォームできるよな提案をしてくれる業者選びも重要です。
リフォームでお悩みの方は、O.Aエンタープライズにご相談下さい。

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